話し方教室の一級弁士養成塾にアクセスいただき有難うございます。
欧米ではスピーチ教育が盛んです。教育の骨組みが日本とは明らかに異なります。自分の主張を自分のことばで言い切り、人を動かす(win
friends)。これこそが今の時代に求められるべき教育の原点でしょう。
日本古来の婉曲的な表現法や遠慮、相手を傷つけない独特の言い回し、さらには「寡黙さ」を美徳とする伝統は世界に類を見ません。しかしグローバル化が猛スピードですすむ世界においては、意見の対立を避けようとする寡黙なリーダーは世界中どこを探してもいないのです。この点、日本は出遅れてしまった感があります。
日本文化の否定を促すつもりは毛頭ありません。むしろこれまで以上に日本人は日本人らしくあるべきだと思います。しかし、日本が世界から着実に孤立しつつある、この最大の原因がコトバの使い方にあるという事実は見逃すわけにはいきません。コトバで武装するという点に至っては完全な無防備状態だとさえ言えます。諸外国から批判されるとオロオロする日本人の姿はもう見たくはありません。
一級弁士養成塾では「弁力(べんりょく)」」という言葉を提案します。「話し方教育」という陳腐な響きから脱却し、学問的基盤に則った真のコトバ教育を今すぐ始めましょう。日本人は英語がダメ、と言われ続けて一世紀が経過してしまいました。しかし、「弁力」もダメと言われ続けて更なる一世紀を経過させるわけにはいきません。ズシリと思い日本の伝統を世界に発信するには「英語力」と「弁力」の双方を兼ね備えた日本人を一人でも多く排出する必要があるのです。
巷には溢れるほどのスクールや教室が繁殖しています。それ自体、弊害だとは申しませんが、金儲けが背景に見え隠れすると感じるのは私だけでしょうか。レッスンという陳腐な言い方にも抵抗を感じています。
着実に破滅の道を歩む日本。決して大袈裟な話ではありません。本来、賢明で誠実な日本人に「英語力」と「弁力」の双方が美しく調和したときに初めて、本当の意味での明治維新が終わるのです。
話し方教室の一級弁士養成塾が平成の世直し塾であり続けるために、私は自分の人生を弁士養成に捧げます。命を賭けて取り組む姿勢をどうか皆様にご理解いただき、叱咤激励をしていただきますようお願いする次第です。 |